トレーサビリティ導入と偽造対策に
適したパーツマーキング


ZFは、ドイツに本社を持つ自動車サプライヤーメーカーです。近日追加注文頂いたマイクロインパクト式マーキング装置4台を合わせると、この2年間で合計10台のテクニフォー製マーキング装置がフリードリヒスハーフェン市の工場で活躍しています。
フリードリヒスハーフェンのZF工場では、グローバル化による世界的な輸送運搬ニーズの膨張に伴い、2008年にはトランスミッション生産ピッチが一日750ヶから1000ヶに増大。同時にあらゆる返品パーツの原因・由来を追跡したり偽造品をより簡単に識別することを目的とし、数年前から内部トレーサビリティ方法を定期的に改善し進化を重ねています。
ZF社では部品パーツタイプに応じて、ロゴ、パーツシリアル番号、日付、時間といったシンプルなマーキング、またはDataMatrixコードを利用したソリューションをケースバイケースで適用するにことに決定。トレーサビリティプログラムの一環として、歳月が経過しても永続する材質と高品質なデータマトリクス2次元コードの刻印を必要としていました。DataMatrixシンボルコードは高密度の2次元バーコードシステムで、データ読取速度とデータの高いセキュリティーレベルが特長として挙げられ、極小スペースに大容量の情報を集約することが可能です。
テクニフォーではパーツポジショニングセンサーと自動モーター式Z軸を搭載した「CN312SM」マーキング装置をご提案。このマシンは同種類のパーツへの均等なマーキング品質を保証し、パーツタイプの交換が簡単に行えます:センサーがパーツポジションを探知し、パーツの種類に関わらずマーキングヘッドのポジショニング作業が自動的に行われます。(手動調節不要です)
最近では、実行したマーキング品質の鑑定を行う検査カメラが装備したマーキング装置を納品。電磁式スタイラスがハイスピードで精巧な刻印を見事に施します。エアコプレッサーによる一定のエア供給を必要とする空圧式スタイラスとは違い、電磁式スタイラスではたった一つの打刻インパクトだけで精密なポイントをパーツ上に刻印することが出来ます。シャフト製造アトリエのロボット化供給によるマシニングセンターの出力サイドでCN312SMマーキング装置を使用しています。
「他社の数多くの刻印装置を比較したり試してみましたが、中でもテクニフォーのマシンは、あらゆる条件下における刻印の品質と読みやすさが際立って優れていました。本工場ではテクニフォーのマーキング装置を専属スタンダードとして使用しております」と、生産企画統括部長ベーグマン氏が証言します。
毎年6百万ヶのパーツ生産量を記録する«同調パーツ»コーナーに、テクニフォーのマーキングマシンが3台据付されています。このラインでは定期的に変速機コンポーネンツの製造を交代しているので、柔軟性を備えたソリューションが必要でした。
以前に採用していたプロセスでは、メカニック打ち抜き機の使用が必要でした。マーキング固定ツールでは、パーツのモデルが変わるたびにツールを交換しなければならず、さらに印字が実質的なマーキングゾーンに来るようにパーツポジショニングすることが出来ませんでした。大多数のパーツの表面は不均等な為、刻印全体が確実に見えるよう同じ刻印を2回行う必要がありました。
「従来の方法と比較すると、単純に概算しても4、5年でテクニフォーのマーキング装置の採算が取れる計算に達したのです」と、ベーグマン氏は続けます。
「CN312SMマシンでは特殊ツールが不要で、たった一つのマーキングスタイラスだけで多彩なマーキングプログラミングが簡単に行えます。一時間につき最大180ヶのパーツへのマーキング実行が可能なので、本来当社の生産工程で要求される生産ピッチを大幅にクリアしています。」
非常に特殊な表面処理を施したパーツへのトレーサビリティに関する多数情報の刻印が必要なため、テクニフォーのレーザを活用したマーキングプロジェクトを現在企画中です。DataMatrix二次元コードを使ってトレーサビリティ情報データをコード化し、焼入れ加工した表面上にレーザーマーキングすることを検討しています。


